インタビュー

飯塚淳之
部署:東京カンパニー工事部 課長/入社:6年目

誰かの役に立っている実感が、この仕事の醍醐味


―なぜこの会社に入社したのですか?

私は中途採用で入社しまして、以前はカタヤマの下請け会社で工事の仕事をしていました。
カタヤマの現場監督が不足した際に、代行業務をしていたのが縁です。
ちょうど転職を考えていたタイミングで、声を掛けてもらいました。
ですが、入社のいちばんの決め手は「社長」でした。
まだ前の会社にいたある日のこと。
社長(前社長/現・片山省二相談役)が工事現場へ来て、自ら現地確認を始めました。
社長が直々に現場へ来るだけでも珍しいですが、現地確認まで率先しておこない、請負会社の人たちとも気さくに話して帰られました。
そのとき、「この社長の下で働きたい」と思いました。

―入社後、一番苦労したことは?

千葉県を中心に甚大な被害が出た「令和元年房総半島台風」(2019年)の時の現場ですね。
強い風がくることは想定していたため、足場のネットなど、飛ばされる可能性があるものはすべて外しました。
台風の養生には社内規定があるので、その通りの対策はしたものの、居住者がいるマンションですし、「もしも何かあったら……」と、不安は消えませんでした。

―その苦労はどのように乗り越えましたか?

現場に残って、見回りをすることにしました。
街では、台風に備えた食料の買いだめが始まっていましたが、「1回食べないくらい大丈夫だろう」と思い、何も買わずに強風が去るのを待っていました。
ちょうど晩御飯どきになり、空腹感が出始めた頃。
居住者の方が、お弁当を作ってきてくださったんです!これは本当に嬉しかったです。
風が落ち着き始めた深夜0時過ぎ、最後の安全確認をして、現場を離れました。
建物内に、工事会社と居住者の連絡ボードを設置していたので、そこに「安全確認しました」のサインをして帰りました。
すると翌朝、連絡ボードに、小さなお子さんが書いたと思われる文字で、「みまもりありがとう」と書かれていて、感動しました。
生活用マンションの改修工事は、居住者ファーストです。
居住者の皆さんになるべく負担をかけずに、マンションをきれいにすることが必須。
現場ごとに居住者の快適さは異なりますし、工事時間や作業スペースの制限もありますが、そこに住む人たちとの出会い、コミュニケーションを通じ、自分が人の役に立っていることを実感できるのが、この仕事の醍醐味です。

人の役に立っている。そう感じられる仕事

―現在の仕事内容を教えてください。

営業部から依頼された改修工事現場の見積もりを作成し、管理組合や管理会社の皆さん向けの説明会をおこないます。
説明に同意いただくと、いよいよ施工です。
工事部は、建物の外壁部を担当し、現場監督、管理などをおこないます。
居住者の安全に関する管理・監督業務も含まれます。

―プライベートはどのように過ごしていますか?

最近、犬を飼いまして、朝と晩の散歩を日課にしています。
新型コロナによる自粛が始まる前は、よく旅行もしていました。
沖縄の竹富島がとくに好きです。何度も行っていると、地元や現地でよく会う人たちと友達になって、「次はいつ行く?」など相談したりしています。