直近5年間に2度の引越しの際、後生大事に運搬、
保管し、購入金額の怖さから使用出来なかった物。
「ぐい吞み」を久し振りに確認しました。
ぐい吞みに嵌るキッカケとなったのは
30年ほど前、夏に家族旅行で立ち寄った
栃木・益子焼の土産物店からです。
そこで一目惚れして購入したぐい吞み
「油滴天目」の名の通リ、水面に油を
垂らした様な模様と色合いが宇宙を、そして
満天に星の輝く夜空を感じさせてくれました。
あれから間隔を空けては思い出した様に
何個のぐい吞みを購入した事やら・・・・。
今現在、手元に残ったのは15個程度ですが
その内の一つが、陶芸家・魯山人の作品です。
一寸歪んだ形以外は何の変哲も無い普通のぐい吞みです。
色合いの似た別の織部のぐい吞みを購入、呑み比べてみた結果は?
使って初めて分かる感覚、酒を呑んで感じるもの有り・・・。
などとは言いません。目を瞑っても開いても修行中の身の私、
凡人の私には形状の差異以外の区別は当然付きません。
次回、機会が有れば、九谷焼きの「ぐい呑み」の名品(2個)を
紹介させて頂くつもりの2020年でした。
本社・工事部 藤川